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【論文作成】「なぜあなたは論文が書けないのか?」とりあえず若手は読むことをすすめます

論文

論文を書くというのは、すごくエネルギーと時間を使う作業です。

私はまだまだ書き慣れていなくて

後回しにしてしまっていることが多いのですが

先日1冊の本を読み、非常に感銘を受けたので備忘録として記します。

なぜあなたは論文が書けないのか?

タイトルで、「うっ…」となります。

しかし、「これって、自分のために書かれた本なのか?」と感じてしまうほど、

中身は引き込まれる内容です。

大学院を卒業する前、

というか、医師になってすぐにこの本を読みたかったなと感じました。

何のために論文を書くか?

まず、プロローグからグサッときます。

Q1 何のためにあなたは論文を書くのか,明確な答えがあるか?
Q2 論文を書くことはあなたの人生にとって無駄ではないと言い切れるか?

こんなこと正直考えたことはありませんでした。

まずはこの本のプロローグを読み必死で自分なりに考えました。

もちろん医師として、新しい知見や症例報告などを世に送るのはある意味義務なのかもしれませんが、

全く論文を書かない先生でも臨床的に素晴らしい先生はたくさんいます

論文を書くことができる=臨床医として優れている

という構図は成り立ちません。

よって、逆もまた然りで

論文を書かない=臨床医としてダメ

というのも全くもって成り立ちません。

論文を書くメリット

では、論文を書くことでどんなメリットがあるのでしょうか。

私自身が考えるメリット

  • 論理的な思考が出来るようになる
  • 知識の整理が出来る
  • 研究成果を世に送り出すことが出来る
  • 自分の業績になる

という点でした。

確かに自分で統計解析をして参考文献を読み論文を作成すると

知識が整理できますし、

世に出されているデータなども自分なりに解釈ができるようになってきます。

さらに

業績になる

という点は大きいのではないでしょうか。

専門医や学位は確かに一定の評価基準ではありますが

論文も自身の財産として残ります。

他者から評価される際に、

「業績はこんな感じです」

と見せられた場合、

他覚的に評価しやすい基準があるのではないでしょうか。

私は特に出世を目標にしているわけではないのですが、

それでも論文を書くと自分自身をレベルアップさせることにはつながりそうです。

論文を書くデメリット

ではみんな書けばいいじゃん、と思いますが、

デメリットがなかなか強烈なので論文を書けないところもあるのです…。

  • 時間と、エネルギーを使う
  • お金がかかる

症例報告でも、原著論文でも

かかる時間は差があるにせよ

とにかく自分自身の時間とエネルギーを使って作成することになります。

さらに、英語論文で英文校正に出せばお金もかかります。

通常、企業などとのタイアップ研究でなければ

研究して論文を書けば書くほどお金はかかります。

科研費や研究費を取得できればよいですが、必ずもらえるわけでもありません。

特に若手の場合は、業績がないので研究費がもらいにくい

という状態ですので、

  • よほど熱心で理解のある指導医がいる
  • かなり強いモチベーションを持っている

どちらかがないと、

自分1人だけで論文を書くというよのは

なかなか難しい場合が多いです。

この本の優れているところ

この本は、論文作成の具体的なロードマップを示していますが、

それ以前に超重要事項が書かれています。

「自分自身にとって、論文を書くことがムダなら、無理して書く必要はない」

と言い切っています。

確かに、自分自身でデメリットを上回るメリットを見いだせないのであれば

論文作成にあてる時間や労力を別なことに使った方が有意義な人生を送れるかもしれません。

しかし、私はこの本により

改めてなぜ論文を書くか

について考えるきっかけが出来、

止まっていた論文作成を再開しようと思えた次第です。

まとめ

論文作成について悩む全ての方におススメの本ですので

ご興味のある方はぜひ読んでみてくださいね。

ちなみに、シリーズで以下の本もあります。