読書

【マインドセット】アドラー心理学のススメ

本

ベストセラーとなった「嫌われる勇気」

お読みになった方も多いのではないでしょうか。

最近、働き方や自分の生き方を考える上で

再度この本を読みなおししたので

忘れないように改めて内容をまとめておきたいと思います。

アドラー心理学 嫌われる勇気

この本は、心理学者アルフレッド・アドラーの提唱したアドラー心理学を

青年と哲人が対話しながら解説するという本になっています。

端的に本の内容をまとめると

  • 人の悩みは、全て対人関係、人間関係に起因する
  • 承認欲求を捨てる必要がある

という結論になっています。

全ての物事は、目的論

原因があるから行動するのではなく目的があるから行動している

例えば、仕事で若手がミスをした場合に上司が怒鳴る

という構図も、

上司は若手に権威を見せつけたり

怒鳴ってスッキリしたいという目的があって怒鳴っている

と考えます。

本来、ミスを注意するだけであれば

怒鳴ったり、相手を委縮させる必要はないはずですが

多くの場合は怒鳴る上司がいるのではないでしょうか。

ややわかりにくいのですが、

上司が「今後ミスをしないように対策をする」ことを目的としているか

「相手に権威を見せつけて、自分がスッキリしたい」ということを目的としているかによって

行動が変わってくるのです。

これが、全ての行動には目的がある、という目的論の考えになります。

課題の分離

自分の課題と他人の課題をごっちゃにせず、分離して考える

自分がコントロールできないことに関して、悩んでもムダという考えです。

馬を水辺に連れていくことはできるが、水を飲ませることはできない

You may lead a horse to the water, but you can’t make him drink

という、有名なことわざがありますが、まさに課題の分離を例えたことわざです。

馬を水辺に連れていくことは自分の課題ですが、

水を飲むかどうかは馬の課題であるという意味で

人は他人に対して機会を与えることはできるが、それを実行するかどうかは本人のやる気次第であるという意味

で使われます。

最もです。

自分の課題以外を悩んでも、正直時間の無駄で、どうしようもないんですよね。

これは仕事だけではなく、家庭内での家事育児にも通じる概念ですが

自分がいくら一生懸命家事育児をして

夫にも同じようにやってほしいと思っていても

夫がどう行動するかは

私自身には制御することが出来ないものです。

この課題の分離を意識する前は、夫に対して常にイライラして「なんでやってくれないんだろう」と思っていましたが

自分と夫の課題を分離するようになってから

かなりイライラが減りました。

承認欲求を捨てる

他者からの評価を気にしすぎることは

自分でコントロールできない、他人の課題を目標にすることにしているという点で、

課題の分離が出来ていないということになります。

職場で言えば

  • 上司や同僚に評価されたい
  • 後輩に好かれたい

家の中で言えば

  • 夫に評価されたい

など、承認欲求を満たすために頑張ることは

アドラー的には建設的ではないという話です。

人は誰しもある程度の承認欲求を満たしたいと思っている場合が多い中で

本当の意味で課題を分離して承認欲求を捨てるというのは

なかなかハードルが高いですよね。

しかし、考え方を意識するだけで

かなり肩の荷が下りる場合が多いのではないでしょうか。

上下関係を作らず、全ては横の関係で対等である

人を褒めずに、感謝を伝える

褒めることは、必然的に上下関係を作り出し

承認欲求を刺激するという意味で対等ではありません。

感謝の気持ちを伝えることは、上下関係を作り出さずに対等な関係で気持ちを伝えることが出来ることになります。

さらに、見返りを求めるのも×です。

●●したから、感謝されて当然だ

●●したから、あの人もやって当然だ

と考えるのは、これまた課題の分離が出来ていないことになります。

まとめ

この本は自分の人生観を大きく変える1冊となりました。

アドラー心理学要点

全ては目的論

課題の分離

承認欲求を捨てる

縦の関係ではなく横の関係を作る

承認欲求を捨てるのは

なかなか難しいですが

目的論で考えたり

課題を分離し、感謝を伝えることは

とりあえずすぐにでも実践できそうです。

自分は自分がコントロールできることに意識を注いで自分でコントロールできないことは全力でシカトする

というのは本当に生き方が変わりますね。

人に何を言われても気にしない、鋼のメンタルがないといけない気もしますが。

この本は少し難しくて、何度も読み返しましたが

迷ったときはアドラーの教えを思い出して行動すれば

少し生きやすくなるかなぁと感じています。

働き方だけでなく、家庭内の人間関係(夫や子ども)にも応用できる普遍的な考え方で、とても奥深いですね。